ベンガルの飼い方
飼い方は普通の猫と同じですが、運動量が多いです。キャットタワーは必須です。感染症予防・近隣住民の方への迷惑防止といった観点からも完全室内で飼われることを推奨しております。室内で飼う事であらゆる病気が防げます。希少性が高いため、連れ去りなどを防ぐためにも完全室内飼いでお願いします。
用意しなければならないもの
- フード
- ララベンガルでは、超高品質のフード『オリジン』を与えています。理由は、わたしたちの知る限り世界でNo.1のフードだからです。人間も猫も体は食べるもので、できています。猫には一生を通じて同じフードを与え続けるのが一般的ですので、飼い主様のフードのチョイスでその子の寿命が決まります。なので、できるだけ超高品質のものを与えてあげてください。ちなみに、オリジンは世界No1.の称号を3年連続で取っています。また、栄養面、健康面を考え、手作りフードなどもあげています。
- 爪きり
- 爪切りは爪が伸びたら必ず切ってあげて下さい。猫専用の爪切がありますので、猫の爪の白い部分だけを切ってあげて下さい。最初は怖いかもしれませんがすぐなれます。また、きちんと爪をケアしてあげることで引っ掛かりによる怪我など防ぐことができます。。
- 爪とぎ
- 爪とぎは安いもので良いと思いますまた、。定期的な爪切りなどをしていると、あちこちで研がなくなります。猫は何故かソファやカーペットで研ぐのが好きですが、これは匂い付けの本能の一種です。まずは引っかからないようにこまめに見て切ってあげましょう。
- トイレ
- ララベンガルズではシステムトイレを使用しています。システムトイレは、ユニ・チャームのデオトイレ、花王のニャンとも清潔トイレなどを使用しています。
- ウォーターファウンテン
- 私の経験上ですが・・・あったほうが便利です。特に当キャッテリーは多頭飼いなので、猫ちゃんたちのお部屋にたくさんのベンガルがいます。そして、まるでアクロバットの練習をしているかのように、突如一斉に遊び始めたりします。その結果、水飲みは毎度ひっくり返されてしまい、後片付けが大変でした。多頭飼い用のウォーターファウンテンを購入し、設置したところ、水飲みがひっくり返されたことはありません。また、ポンプの働きにより、水が内循環式になっているため、常にフィルターを通した綺麗な水が飲めるのです。定期的なフィルター掃除をすることにより、衛生面での心配もなくなります。
- 消臭除菌スプレー
- 当キャッテリーでは、何種類かの消臭スプレーなどを使っていますが、どれも「無香タイプ」「猫の体に害のないもの」です。特に念入りに使用する場所は、猫ちゃんが粗相してしまった場所です。猫は匂いを嗅ぐのが大好きです。そして、私たちがパソコンなどで情報を得るように、匂いによって様々な情報を得ます。一度粗相をしてしまった場所にニオイが残っていると、そこは「トイレ」として認識されてしまう可能性があります。消臭スプレーによって、ある程度臭いを軽減することにより、様々な場所での粗相を防ぐことができます。また、お掃除に除菌スプレーを使う場合、ホームセンター等で売っている、アルカリイオン水のクリーナーを使います。原料は「水」ですので、万が一猫ちゃんにかかってしまったとしても無害です。そして、汚れ落ちの効果は素晴らしいです。除菌、消臭が一度にできるのもいいですね。
- フェリウェイ
- 一度粗相をしてしまった場所がトイレ化してしまった場合、なかなかそのインプットされた情報をなかったことにはできないのが悩ましいところです。消臭スプレーなども効果はありますが、猫の嗅覚はとても敏感。粗相、消臭、粗相、消臭のスパイラルに陥ってしまうことも稀にあります。そこで当キャッテリーで使ってみて効果があったのは、フェリウェイスプレーです。これは猫の額から分泌されているホルモンと同じ成分が入っており、猫ちゃんを安心させたりする効果があります。猫が何故額や顔をいろいろな場所にこすりつけるのか、これは、「ニオイ付け」のためです。飼い主さんが帰宅してもスリスリ、家具の角にスリスリ、いろいろな場所にスリスリをします。これは、自分のフェロモンのニオイをつけるマーキングの一種です。そして、自分のニオイがついたことで安心します。なんだか猫同士の相性が悪い・・・そういった場合もフェリウェイは効果があるようです。当キャッテリーでは、粗相して欲しくない場所にあらかじめスプレーすることにより、粗相グセがなくなりました。効果を保証するものではありませんが、お悩みの場合は一度お使いになってみるのもいいかと思います。スプレータイプ、コンセントにつないで液体を常に揮発させる拡散タイプの二種類があります。環境の変化などでのストレス軽減には拡散タイプがいいかもしれませんね。
- キャットタワ-
- キャットタワ-は・・・あったほうが絶対にいいです。猫、特にベンガルは驚く程の跳躍力と運動量があります。本気で遊び始めると、たとえ人間でも「家具の一部」になってしまい、ジャンプ台の一部にされることは間違いないです。また、猫は高いところにいることが大好きです。これは、野生の本能の名残で、木の上などから待ち伏せしていて、一気にえものをに襲いかかったり、安全な寝床を確保したりという習性からきています。
当キャッテリーでは、日中のほとんどをキャットタワーで過ごしている猫もいます。家具等に登って、上から物を落としたりといったこともあるかと思いますので、キャットタワーはぜひ置いてあげてください。天井に突っ張り棒で支えるタイプ、置き型タイプ、ロータイプ、ハウスやハンモック付きなど、たくさんの種類があのりす。なかには、麻ひもの爪とぎがついているものなどもあり、当キャッテリーの猫にはとても好評です。 - おもちゃ
- 様々な形状のものがあります。誤飲しないような素材のものを選ばれると良いでしょう。ただし「毛皮製品」には要注意です。最近はラビットファーなどのものがありますが、当キャッテリーではNGなおもちゃとして封印されています。ベンガルに限った事ではなく、全ての猫ちゃんに当てはまりますが、毛皮加工製品に並々ならぬ興味を示し、噛んだら離さなくなり、周りの子たちを唸って威嚇する子がいます。うちにもこの「要注意人物」な猫がおりまして、トラがえものに食いついて離さない、というような恐ろしい形相になり、引っ張っても絶対に離しません。無理に取ろうとすると引っかかれたり威嚇される始末です。猫同士の雰囲気も途端に悪くなりますので、封印しました。バッグや服についている装飾品の毛皮製品にも同様の興味を示しますので、うっかり目を離したすきに服やバッグの飾りがなくなっていた、ということもありました。猫ちゃんにとって反応は様々ですが、毛皮大好き猫は、最後には食べてしまおうとするので、誤飲防止の観点からも注意が必要です。
あったら便利なもの
子猫の譲り受け時期
家族の一員として、またペットとして、人によって猫との生活形態は様々ですが、子猫は生後75〜90日頃に譲り受けるのがベストです。
ララベンガルでは、子猫が生後30日頃になりますと、ホームページの子猫紹介ページに、子猫の個別の写真と個別の動画を掲載します。
そして、その子猫紹介ページに掲載された子猫の中から、お客様のお好みの子猫を選んで頂き、ご入金を確認後、生後75日頃に子猫をお渡しとするというシステムです。
なぜ生後70〜90日頃の譲り受けがベストなの?3つの理由
この時期に食べたものが子猫の嗜好を決定します。
子猫の時に長い間、違ったフ-ドを食べていると、それを好んで食べるようになって、自分達が子猫の為に良いと思って与えたフ-ドをなかなか食べてくれないといった問題が起きます。
この時期に母乳に含まれている抗体の免疫機能が低下し始める為、生後60日あたりにワクチンを接種します。
ララベンガルではワクチン接種後、子猫の体調を見て、ご希望の日にお渡し致します。
ワクチン接種後、副作用でぐったりしてしまう子も中にはいますので、注意深く体調をみながらお渡しします。
あなたが猫の保護者に
子猫は親きょうだいと離れ、あなたのもとにやってきます。そんな子猫は不安がいっぱい。ソファの下に隠れて出てこなくなったり、怯えて体を縮こまらせ、身を固くしてしまったり。でも、子猫が家にやってきたその日から、あなたが子猫のおかあさんです。愛情をたっぷり注ぐことによって、あなたが注いだ愛情以上のものを返してくれるでしょう。大人になってしまった猫は、環境の変化に慣れるまでに時間がかかります。猫としての人格がすでに出来上がってしまっているからです。先住の猫ちゃんとも馴染むまでに時間のかかる子も多くいます。その点、子猫は比較的柔軟に対応出来る場合が多いですので、子猫の時期にあなたのもとに来て、あなたがお母さんとなることによって、深い信頼と愛情で結ばれます。
単純で当たり前のようですが、この3番目の理由が猫と暮らして行く上で最も重要だとわたしたちは考えております。
多頭飼いがベスト
子猫は生後3ヶ月ぐらいまでに、性格の基礎となる学習をします。それは、「猫の社会化期」といって、最も重要な期間です。
うちで実際にあった出来事ですが、生後三週間程度の猫を娘が拾ってきました。病気に罹患している可能性もあり、ほかの猫たちとは最低一ヶ月半程度は隔離しておかなければなりません。猫用ミルクを買ってきて、哺乳瓶で何度も何度も授乳しました。トイレもまだ自分で出来ないので、ぬるま湯に浸した脱脂綿などでお尻を刺激し、こまめに排泄もさせました。寒くはないか、暑くはないか、温度管理にも気を配りました。
そのおかげか、すくすく成長し、離乳も順調。ごはんもたくさん食べるようになりました。
しかし、問題もおこってきました。母猫、きょうだいねこたちとの関わりがなかったため、噛みグセなどがつきました。撫でようと手を子猫の頭のあたりに持っていくと、ガブガブと噛むのです。しかも、力まかせにかんだりすることもありました。歯が生え始めて歯固めしたい時期とかさなり、その噛みグセは相当なものになっていました。しつけのため、怒ってみたりしましたが、反抗するばかりで気性が荒くなってきました。また、寝るときに、ふかふかのクッションに顔をうずめ、しきりにお母さん猫のおっぱいを探すような仕草をしながら眠りにつく姿を見ては不憫に思ったりしました。
そこで、うちに来て一ヶ月半過ぎた頃に獣医さんのもとで血液検査、検便、ノミの検査などをし、そのすべてに異常がないのを確認して、ほかの猫たちと一緒にしました。この子が猫としての社会性を身に付けるには、ほかの猫達と過ごしたほうがいい。それには今しかない、と思い、思い切って猫たちの部屋に入れました。元々いた子たちが、相手が子猫なので比較的フレンドリーに接してくれましたし(大人の猫たちは小さい子猫には寛大なことが多いです)何より、遊びを通じて怒ってくれたので、子猫も様々なことを学習し、噛みグセもいつの間にかなくなりました。大人猫が囲んで毛づくろいしてやったり、一緒に寝てやったりと、子猫にとってもとてもいい環境になりました。今ではすっかりといい子になり、性格も穏やかで優しい子になっています。また、単独で飼っていると、長時間の留守の間、寂しくないかなどと心配になったりしますが、多頭飼いの場合、猫同士遊んでみたり、くっついて寝てみたり、のんびりと仲良く過ごしていることがほとんどです。飼い主としても安心ですね。猫も人間と同じで、色々な性格の子がいます。多頭飼いすると実に様々な猫の姿を見ることができ、猫の魅力にどんどんはまっていくこと間違いなしです。